2014年11月19日

自動車にリモートエンジンスターターを付ける

ピッツバーグは先週から本格的に寒くなり、昨日の朝は気温 -9℃ で雪が積もっていました。車で移動するので大丈夫などと思っていると、車の中が寒すぎてエンジンが温まる前に死を予感します。

そんな時に便利なのが、Remote Engine Starter。その名の通り、リモコンでエンジンをかけることが出来る装置です。クルマに乗る前からエンジンをかけておけば、車の中は暖かく快適。暑がりな人の多いアメリカでは、夏に使って涼しくしておく人もいるようです。

純正品とサードパーティ製

メーカー純正品とサードパーティー製があります。私は二台の車で両方使っているのですが、結論としては、サードパーティのものをお勧めします。

純正品は高い割に機能は最低限。サードパーティ製はシンプルなものから、スマホで操作できる多機能なものまであります。

どちらも、ドアロックのボタンも付いているので、元々キーに付いているドアロック操作のリモコンを置き換える事ができます。

信号の届く距離

多くは家の中から、前に停めた車のエンジンをかけられるという程度の距離までですが、中には 1 マイル(1.6キロ)先まで届くというものもあります。これがすこぶる便利です。私のオフィスは駐車場が隣の別棟にあるのですが、デスクからでも操作できます。大きなショッピングモールでも、レジに並びながらスイッチを入れられます。

2 way と 1 way

この違いは、信号がクルマ側とリモコンで双方向にやりとりされるか、リモコンからの一方通行かの違いです。2 way(双方向)だと、操作した際に、実際にエンジンが掛かったかどうかを、リモコンで確認できます。目視できない所に駐車している時などに便利です。

セキュリティーはどうなる?

ところで、エンジンをかけておいたら、誰かに乗り逃げされてしまうのではないか?と言う点ですが、キーがないと走行させることはできないので心配ありませんし、例えば以下の様な動作をするように作られています。

  • キーを挿さないと走ることはできず、またブレーキを踏むとエンジンが切れる。
  • キーレスエントリー(普段からキーを持っていれば挿さなくても運転できる車種)ならば、リモートスターターでかけた場合、ドアを開けた時に一旦エンジンが切れる。


どこで取り付けるか

自分で取り付けることも出来ると書いてありますが、やめておいたほうが良さそうです。特に最近の車はセキュリティーの機能などが複雑なため難しいそうです。プロの作業を見ていても、2-3時間かけて結構大掛かりな作業をしていました。

Autozone (日本のオートバックスに似ている)といったカー用品店では、「取り付けの問題があるから扱っていない」と言われました。「Bestbuy が扱ってるよ」だそうです。

私は Viper というメーカーのものを購入したのですが、ウェブサイトで車種とほしい製品を選ぶと、推奨の取り付け工場をリストアップしてくれました。サイトで最寄りの店を選んで申し込むとすぐに値段がメールで届き、電話で詳細を話して日程などを調整する流れです。なお、そのリストの推奨店でも、店によって取付費込みの値段に 200 ドル近い差がありました。

値段

参考までに取り付け費込の値段を書いておきます。サードパーティ製でシンプルな機能のものはもっと安いはずです。
  • シボレー純正: $483.27 
  • Viper 2 way LED : $349 (店によっては同じものが$525)

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