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さて Wilkes-Barre という町は、ペンシルバニア州北東部にある人口 4 万人の小さな町。なんでこんな所に来たんでしょう。ギターのビリー・ギボンズも MC で「この町の格好いい読み方がわからないから W.B. にしとくよ。フランスから来た二人の名前とかなんだろ?(※実際には英国議会議員だそうです)まぁ何にしろ、俺らは コ・コ・に・来・タ・ゼ!(→観客大喜び)」なんてやっていました。右の写真が会場の F.M. Kirby Centerです。
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近くのホテルのエレベーターに乗り合わせた人も、近くのバーの客も、ほとんどみんな ZZ Top を観に来た人たちでした。地元の人もいれば、「俺はオハイオ州から来た。あいつらを観るときはいつもこんな感じだ」という人もいました。オハイオ州はピッツバーグの少し西ですが6時間はかかるでしょう。
その観客の年齢層はというと、この写真の通り、かなり高め。まぁバンドの結成が1969年、メンバーも65歳ですからね。バーで「Cheap Sunglasses」というがかかった時に、近くのおばさんが「あの人たちこの曲もう40年も演奏してるのよ」と。
7時少し過ぎに会場に入ると、前座の Ben Miller Band が始まっていました。ドラムを担当している人が良かったです。
ZZ Top も 8 時ちょうどに、お決まりの「Got Me Under Pressure」から始まりました。始まった瞬間にみんな立ったのですが、さすが年齢層の高い観客。一曲目の途中でもう全員座ってました。後ろの人に気を使ってと言うよりは、自分の体力に気を使ってと思われます。
左右のブロックはアンコールで立ち上がったのですが、中央辺りのエリアは、アンコールが終わってスタンディング・オベーションというタイミングまで座ったままでした。熱い声援はずっと送っていましたが。
ライブ自体はというと、もちろん素晴らしかったです。アンコールのお決まりの「La Grange」「Tush」という昔の曲を演奏している時に、彼らの若いころの写真がスクリーンに写されている時には、ちょっとグッときました。
なお、彼らの使用アンプはギターもベースも同じデザインの「Megnatone」というブランドのもの。三段積みですが結構小さめのものでした。
下の写真は彼らツアーバスだと思います。キャンピングカー同様、止まっている時に窓の部分が外にせり出して、部屋を大きくしてあります。ツアー中はこの中で生活してるんですかね。三台あったので一人一台なんでしょうか。だとするとかなり結構豪華快適な気がします。